タロットカード大アルカナ16番目の塔(The Tower)の意味について書いていきます。
塔のカードは難題だとか物事の終りについて表しております。
すべての物事の終局が強制的に起きてしまうという意味を持ち、タロットの中でも強力な意味を持つカードになります。
タロット塔(The Tower)の意味について
崩壊を表すカードですが、みかたによると最低ラインが分かること、先に進むことができる気力がでてくるきっかけについて得ていくことができるときであります。
最終結果で出てきたときはあらかじめ別の対策を出すということも必要となります。
今自分が信じている物について何かしらの過信とか、行き間違いについて、警告を示すカードでもあります。
正位置では、これまでやってきたことについて崩壊の過程を示します。
逆位置では、状況が展開していくことと、新たな可能性がでてくる道筋を表しています。
私たちは百年前とくらべると技術の進歩によりめまぐるしい程の生活レベルの向上があがってきました。
しかし、プラスがあれば、マイナスもあるのがこの世の中です。
便利になれど、環境問題とか、人口問題など様々な課題も出てきます。
特に日本は自然災害が多い国で毎年のように発生しています。
塔のカードは有名なバベルの塔についてモチーフにして描かれております。
この話は昔、人々が共通語を用いた時代、人々は離れ離れになっていくことを恐れて、神様に近付いていこうと天に昇るような塔の作成に取り組みました。
ところが神様はその行為について反論し、塔を壊して人の言語をごちゃ混ぜにしました。
以来人々は多くの言葉を持ちいるようになりました。
石にかわってれんがを、しっくいをやめてアスファルトを使ってその塔は作っていかれたのです。
人々は最新の技術を手にして、神に近づいていこうとしたのですが。
神様は人々のその態度を許すことはありませんでした。
個人個人でもこの事は表していけると考えられます。
私達は日々の努力や技術の進化により日々更新されていきます。
ですが、その考え方に怠慢や散漫なところがあった場合自分が持っている地位についてはあれよあれよと失ってしまうことを塔は暗示していきます。
塔に雷が落下して、王さまや人々が下に落ちていく様子を描かれております。
人間がしている傲慢な行いに対して、天からの怒りの一撃がくだった様子が描かれます。
私たち人間は進化していますが何でも好き勝手やっていいわけではありません。それを戒めてくれるカードになります。
・塔→聖書にある、バベルの塔を表します。人のもつおごり高ぶれる気持ちを示します。
・冠→人間がもつ象徴
・雷→神さまの怒りを表しています。
・塔から飛び立つ人→何とか助かろうと飛びますが下までの距離ははてしなく。どのようになるでしょうか?
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正義の絵の解説について
山頂にある塔に向かって落雷が落ちています。ふたりの人間が底に向かって落ちていきます。
頂に着いた人が、さらなる上を目指していこうと高い高い塔を建設しました。
これを作った人は何もコツコツと積み重ねることなく、驕りという感情のもと塔を建てていきました。
ところが、落雷によって、王冠となる肩書き等の見える物は吹っ飛んでしまいました。
見事に落ちていくのですが、まだ執着を持って王冠を追っています。
他の人は赤いマントを身につけており、自ら飛べるものだと信じています。
ですがマントで飛べるのは魔術師のひとだけであります。
落雷により塔が撃破されてしまいますが、雨は振っておりません。
そこの場所に向かって神の光が降り注いでいきます。
雷は自然に落ちたものではなく、神様が落としたものになってきます。
破壊については突如はっせいしましたが、かわすこともできたはずです。
山頂についた時点でやるべきことは本当は分かっていたと思います。
王冠、地位名誉にこだわることは辞めましょう。
魔術師のように必要となる存在になっていくのが本質なのです。
原点に戻って隠者のように自分と同様の挑戦をしている若者に対して指導をしていくことが必要になってきます。
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