1月15日生まれの人は、『ヒーローに憧れる人』
1月15日生まれの人が避けて通れないテーマは英雄的な行為です。自分のなかに恐れを知らない部分があると不意に悟り、その後はその勇気を頼りに危機や苦悩を乗りこえていく宿命を負っているのです。運命が戦いを課すまで、自分に英雄的な気質があると気づかないこともしばしばです。その日までは、きわめて穏やかな、ごく普通の生活を送るでしょう。この潜在的な能力を引きだす決定的な転機は20代後半にやってきます。
子供時代に英雄に憧れたり、ロマンチックな夢を抱いたりしますが、対象は必ずしも実在する人間ではありません。両親の場合もありますが、往々にして自分が惹かれる相手に夢を投影することが多いようです。ヒーローやヒロインの役割を引き受けることは、この日生まれの人にとってイニシエーション、つまり一種の通過儀礼で、それができないとその後の成長が難しくなることもあります。なかには自分が親になったときにわが子のヒーローとなることでその役割をまっとうする人もいます。
社交的かどうかは人それぞれですが、30代前半に自分を啓発し、自己発見のきっかけを与えてくれるキーパーソンに強く惹かれます。自分を導く師であるキーパーソンの存在は仕事面でも強い影響を与えます。この関係は愛情だけでなく、少なくとも強い友情や親愛感によって支えられます。
この日生まれの子供や若者が大人になる過程で欠かせないのが反抗です。不公平を敏感に感じとり、不当な扱いや狭量さに敢然と立ちむかいます。一見したところ人当りがよく無邪気ですが、芯の強さをもっています。軟弱で、単純で、騙しやすいだろうと誤解してつけいろうとする人は、ふたを開けてみてびっくり。経験からすばやく学び、たいていは「一度騙されるのは相手が悪い。二度騙されるのは自分が悪い」ということわざを支持します。
自分を傷つけるかもしれない人を心から受けいれてしまう傾向があるので要注意。逆に、裏切られたり、侮辱されたりしたときに、自分のまわりに鉄の壁をはりめぐらせるのはやめましょう。おおらかさと用心深さのバランスを上手にとることが大きな課題です。
官能的な楽しみに弱いので、あまりそれに耽りすぎないよう注意しましょう。ときどき横道にそれて、無価値な行為にエネルギーを費やすことがあります。周囲を支配したいという欲求をコントロールし、成長や変化を受けいれることが大切です。
1月15日生まれの人のナンバーと惑星
15日生まれの人は、ナンバー6(1+5=6)と金星に支配されています。ナンバー6に支配される人はカリスマ的な魅力をもち、人びとから崇拝されることさえあります。しかし、金星と土星(海王星を支配)の組み合わせが複雑な感情を与えるため、1月15日生まれの人は対人関係に問題や不満が生じがちです。親との根深い対立は、こじれないうちに解決しましょう。
タロット
15日の大アルカナ・カードは悪魔。性的な魅力を感じたり、情熱や不条理を感じるときに、ひんぱんに生まれてくる不安や欲望をあらわすカードです。悪魔は、物質的な満足感や金銭を求める人間の気持ちにつけこみ、とりこにしてしまいます。悪魔が象徴するのは、安定にしがみつく人間の本質なのです。また、男女の気質のなかにある相容れない部分を利用して、人間を混乱させようとするのも悪魔です。性的魅力と情熱的な欲望の表現は、このカードのあらわす良い面でもあります。さらにこのカードは、肉体に縛られていても精神は自由に羽ばたけることを思い出させてくれます。この日に生まれた人は、他人に依頼心を植えつけたり、自分の威圧的な力を見当違いなことに使ったりしないよう注意。
1月15日生まれの人の健康について
性的な部分にまつわるトラブルが多いようです。たとえば、食べ物やセックスに夢中になったり嫌になったりを周期的にくりかえすのは、相反する感情が根底にあることを示しています。こうした問題は一般に、子供時代に両親ないし片親との関係でいやな経験があったことのあらわれです。感情を武器や便利な手段にしないよう注意。とくに自分が親になってからは気をつけましょう。料理の腕を磨くことは、健康的な食生活にとっても重要。スポーツや運動は、なんでもおすすめです。とくにチーム・スポーツは、運動能力だけでなく社交性も身につきます。
1月15日生まれの人へアドバイス
ヒーローの役割を演じるのは避けられない運命。それがあなたにふさわしいゴールであることを忘れずに。ものを見る目を養い、変化を受けいれること。自分に役立つことを見つけましょう。待つことや、行動のタイミングを学んでください。なにをするにも時と場所を見計らって。
瞑想のことば
人生の戦いで最も強力な武器は知恵と理解である。
1月15日生まれの有名人
キング牧師 マーティン・ルーサー・キング・ジュニア（アメリカの宗教家。黒人運動の指導者。ノーベル平和賞受賞）
ジャンヌ・ダルク（百年戦争で国難を救ったフランスの聖女）
ガマール・アブド・ナーセル（エジプトの首相。アラブ連合共和国の大統領）
モリエール（フランスの劇作家。「人間嫌い」）
エドワード・テラー（ハンガリーの原子物理学者。〈水爆の父〉といわれる）
ピエール・ジョゼフ・ブルードン（社会主義思想家。＜無政府主義の父＞とされる）
アリストテレス・ソクラテス・オナシス（ギリシャの船舶王）
マリオ・ヴァン・ピーブルス（映画俳優、監督）
ジーン・クルーパ（ジャズ。ドラマー。「ベニー・グッドマン楽団」のメンバー）
ジョン・オコナー枢機卿（ニューヨーク大司教）
ロイド・ブリッジス（映画、テレビ俳優。ポーとジェフ兄弟の父）
トーマス・〈コーヤル〉・ヤンガー（19世紀の無法者）
サウード・イブン・アブドゥル（サウジアラビアの王）
李登輝（台湾総統）
キャプテン・ビーフハーツ（ロック・ミュージシャン、ソングライター）
コシノヒロコ（ファッション・デザイナー）
河野洋平（政治家）
樹木希林（女優）
西條八十（詩人）
赤尾敏（右翼活動家）
1月15日生まれの人の長所
理想が高い
快楽を追い求める
英雄的
1月15日生まれの人の短所
自分を甘やかす
危なっかしい
溺愛しがち
